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「2030年超高齢未来」東京大学高齢社会総合研究機構 [ビジネス書]


2030年 超高齢未来 ―「ジェロントロジー」が、日本を世界の中心にする

2030年 超高齢未来 ―「ジェロントロジー」が、日本を世界の中心にする

  • 作者: 東京大学高齢社会総合研究機構
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2010/11/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



「2030年、3人に1人が65歳以上の高齢者に
このままでは、少子高齢化で日本は破綻する・・・
そんな暗い空気が漂っています。
しかし、わたしたちには知恵と行動力があるはずです、
いまなら、社会のしくみを変えることで、
超高齢社会を幸せな長寿社会に変えることができるのです、
日本が、世界で最初の「幸せな長寿国家」になる」

と帯に書いてあります。
でも、まずここにあるような「暗い空気」が一部の人にしかないため
ずっと放置されてきたんじゃないかなと思っています。

まず、超高齢社会はどんな社会になるのか、いろいろな統計データを使って解説しています。

p49
社会のファンダメンタルズ(基礎的な条件)が180度転換しようとしている中で、いまわたしたちには「次世代のためにどんな社会を残すのか」という視点が不足しているのではないでしょうか。

p54
これからの超高齢社会を一人ひとりが幸せな豊かな社会にするために、社会構造をどのように変えていくかの方針を打ち立て、国民的な合意を得て、社会の隅々まで行き渡るよう速やかに実施できるかどうか問われています。
それを可能にするのは、国民全体で「前向きの危機感」を共有することではないでしょうか。

これって、著者も「もっとも難しい作業」と書いていますが、これはほとんど不可能じゃないかと思う難しい作業だと思っています。新しい道路を作るとき、何か公的な施設を作ろうとするとき、合意がとれずに、事業が立ちゆかなくなった例は、身近にやまほどあります。
(みんながみんな同じ考えというのは、それはそれで危ない話だとは思うのですけどね)

千葉県柏市の豊四季団地での試みが紹介されています。
理想の超高齢社会づくりのキーワードは「長寿・健康・経済のリンク」だそうです。

本の後半は、メンバーのそれぞれの先生が、それぞれの専門から述べています。

・辻哲夫教授の在宅医療
・村嶋幸代教授の地域の看護ステーション
・伊福部達教授の医療福祉技術(情報ロボット、情報コミュニケーション)
・大月敏雄准教授のまちづくり(地域循環居住)
・牧野篤教授の学びによるコミュニティづくり
・樋口範雄教授の気軽に頼れる弁護士のいる社会
・岩本康志教授の社会保障のありかたの変革
・鎌田実教授の産学連携

これらさまざまな分野の連携が超高齢社会の課題解決の鍵になると書かれています。
住空間と都市機能が社会システムとして機能する街

p163
まず必要とされるのが、街全体がひとつの病院や介護施設のようになる、訪問看護・介護機能や在宅医療機関の整備でしょう

p169
高齢者が就労することで社会に貢献し、生きがいを見出せるようにする。そんな「生き甲斐就労」のモデルを、さまざまな形で試していくことが求められています。

そして、「一人でも多くの人が協調できるしくみをつくろう」と、最後の章では、ビジョンの共有に向けてのメッセージということで4人からの座談会形式のメッセージが掲載されています。

まさに、ビジョンの共有。そのために出版された布教本というところでしょうか。
まだ間に合う・・・と思いたいです。










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「彩雲国物語 紫闇の玉座(上)」雪乃紗衣 [小説]


彩雲国物語   紫闇の玉座(上)   (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語   紫闇の玉座(上)   (角川ビーンズ文庫)

  • 作者: 雪乃 紗衣
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/05/31
  • メディア: 文庫


彩雲国物語は本編17巻目、外伝は4巻。
今月の新刊の帯は「堂々完結」完結巻(下)7月1日発売予定
そう、2ヶ月続きで新刊が出て、それで完結、とのことなので、本編18巻で完結予定です。

紅州に迫る蝗の大群。藍州の水害。地震の多発など、彩雲国の要の神器が破壊されたことにより起こす災厄。
秀麗だけではなく、それぞれが、それぞれの信じるままに最善をつくそうとする
立場が違っていても。

デビュー作である第1巻から比べると主人公の紅秀麗の成長が著しいです
それだけに、最終巻というと、ずっと読んでいたい思いと、行き着く先を確認したいことと複雑な感じです。

【本日の言葉】
p88
「…さあ、僕も行こう。最悪よりマシなだけの世界さえ、守れなくてどうするよ」

p271
「…矛盾にはね、誰もが気づくんですよ。切り捨てられたことに意味があるなら、いい。でもそうでないなら、私たちには怒る資格がある。」


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NECの LifeTouchNOTEを購入しました [電子機器]


LT-NA75W1AB Life Touch NOTE

LT-NA75W1AB Life Touch NOTE

  • 出版社/メーカー: NEC
  • メディア: Personal Computers


往年のキーボード付き端末「モバイルギア」のように、すぐ起動して書けて、電池も持つと聞いて、即、購入し3月10日に配送されてきました。

最低限の設定だけして、翌日の東京出張の帰りにでもいじってみようか・・・と思っていたのですが、会議中に大地震発生。たしかに電車が動くまで待ち時間があったのですが、こんなことをしているような状況ではなく、結局、いろいろいじるのが1週間延びてしまいました。

そもそもの目的は、即座に文書入力できることだったのですが、この点では、まだキーボードが小さく、打った感じでは、ポメラの方が早く打てています。
また、電源オフからの起動時間は、パソコンよりはずっと早いのですが、ポメラにはかなわない。もちろん昔のモバイルギア(DOS版)にはかないません。
ただ文字入力に特化したポメラと違い、こちらはOSにアンドロイドを使っていることからわかるように、中身は大きなスマートフォン(通話機能なし)です。
アンドロイド用のソフトがまだよくわからず試行錯誤状態です。

文章を打つときには、キーボードのサイズやタッチが重要なのですが、そういう意味ではちょっと小さめだけど、慣れれば(手の大きい人はきびしいかと思いますが)大丈夫なサイズだと思います。サイズ面だけで言えばiPadを横置きにしたときのキーサイズの方が少々大きいのですが、iPadの方は、数字キーは切り替えないといけないことと、何しろ打つところが画面上なので、だんだん指が疲れてくる・・・ので、結局別売のBluetoothキーボードが必要です。
また、サイズで言えば、富士通のLOOXより大きいです。大きい分だけ、打ちやすいです。

少々使ってみて感じたことは、このLifeTouchNOTEは便利っぽいけど、具体的にどう使うかのイメージがいまいちです。ソフト次第かなあ.

「デフレの正体-経済は「人口の波」で動く」藻谷浩介 [ビジネス書]


デフレの正体  経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

  • 作者: 藻谷 浩介
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: 新書


先日、22年国勢調査の速報が発表されました。
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/index.htm
分かりやすく都道府県・市町村別に色分けして、人口増減を図示したものもありましたが、これを見ると本当に、人口が増えているのはほとんど東京周辺。そして、全国の4分の3の市町村が人口減です。

この本「デフレの正体」は、サブタイトルにあるように、人口の「率」ではなく「数」に注目して述べています。地域間格差とかいわれるけれども、地方も都会も等しく、現役世代が減少し、高齢者が激増している。そして団塊世代の加齢による高齢者のさらなる増加。

戦後のベビーブーム世代は、平均4人兄弟だったとか。家を相続できない次男以降が都会に出て来て、そして家を買う・・・これが住宅バブルの原因の一つと。では、今後どうなる?

この本を買った理由の一つとして、ぱらぱら見ているときに、「出生率上昇では生産年齢人口減少は止まらない」というところを見たことにあります。

これについて、以前の疑問を思い出しました。
合計特殊出生率は例年6月上旬に速報値が出ます。あるとき、率は上がっていても、出生数は増えていないことに気がつきました。
合計特殊出生率は年齢別出生率の合計になります。15歳の女性の出生率+16歳の女性の出生率+…+49歳の女性の出生率です。
ここで、問題なのは、各年齢の女性の人数が同じではないことです。だから、人口の多い年齢の出生率が減ったら、人口の少ない年齢の出生率が上がっても、生まれた子どもの数が少ないということになるとのこと。
だから、そもそも子どもを産める年齢の女性の数が少なくなれば、いくら率が上がっても、生まれる子どもの数は少なくなります。

また、いくら子どもが生まれても、高齢者の数が多い(多くなる)ことに変わりはありません。そして今年生まれた子どもたちが大人になって、年金の掛金を払うようになるには20年かかるわけ。

よくわからない「率」よりも、はっきりした「数」で説明していることが分かりやすいですが、「ではどうすればいいのか」の部分についてはなんとなく納得いきません。

たとえば、「高齢富裕層から若者への所得移転を」「女性の就労と経営参加を当たり前に」など、以前からいわれていることです。ただ、なかなかできない。女性の就労については、進んできていると思いますが。たぶん、よっぽどのことがない限り、変化はゆっくり進んでいく。そしてそれよりも高齢化のスピードの方が早いのではないかと思います。

少子化対策は待ったなし、といわれ続けています。
p191
「結婚しない人を結婚させる、産みたいのに子どものできない人を苦労させるのではなく、一人産んだ人が二人目を、二人産んだ人が三人目を安心して産める社会にすることがだ大事だし、効果的です。出生率を上げるには。」
これについては、まさにこれが「効果的」だと思います。たしか少子化社会白書(今は、子ども・子育て白書)もそういった感じで記載してあったと思います。
しかし、それはたしかに「率」はあがるかもしれないけど、結婚する人が少なくなると、子どもの数は少なくなりますね。

いろいろな策が出てますけど、特効薬はないので、たくさんの策をやっていく必要があると思います。結果がでるのは何十年も先になりますが。


【気になったポイント】
p101
首都圏で起きているのは、「現役世代の減少」と「高齢者の激増」の同時進行です。」
p124
つまり住宅市場、土地市場の活況は、最初は団塊世代の実需に基づくものであってバブルではありませんでした。ところが日本人のほとんどが住宅市場の活気の要因を「人口の波」ではなく「景気の波」であると勘違いしたために、住宅供給を適当なところで打ち止めにすることができず、結果として過剰供給=バブルが発生してしまいました。
p150
生産年齢人口→付加価値額の減少を、原理的に補いきれない生産性向上
p190
「出生率上昇」では生産年齢人口減少は止まらない






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「鬼神伝 鬼の巻」「鬼神伝 神の巻」高田崇史 [小説]


鬼神伝 鬼の巻 (ミステリーランド)

鬼神伝 鬼の巻 (ミステリーランド)

  • 作者: 高田 崇史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/01/31
  • メディア: 単行本



鬼神伝 神の巻 (ミステリーランド)

鬼神伝 神の巻 (ミステリーランド)

  • 作者: 高田 崇史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/04/28
  • メディア: 単行本



鬼神伝 (講談社ノベルス)

鬼神伝 (講談社ノベルス)

  • 作者: 高田 崇史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/10/07
  • メディア: 新書


久しぶりに本棚を整理していたら、講談社のお子様(ジュニア)向けハードカバー、ミステリーランドのシリーズを発掘しました。
「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」ミステリーランドということで、全巻書き下ろしです。昨秋、講談社のノベルスでも発売されたようです。

話の内容は、中学生の少年が異世界(平安時代らしいですけど、鬼がいる平安時代です)に飛ばされてしまい、オロチを復活させ鬼と戦う・・・のですが・・・

どうして鬼は桃太郎に退治されなければならなかったのか
どうして節分には鬼に豆をぶつけるのか
「鬼」とは何者なのか

高田崇史さんの小説は、QED や カンナ でも、ミステリー仕立ですが、滅ぼされた神々や失われた歴史についてのうんちくがおもしろいので、そのベースとなるような歴史観が表れていると思います。


【今日の言葉】
「神の巻」p265
「では愛を持って立ち上がれ!愛のない勇気は暴力だ。そして勇気のない愛は無力だ!」




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