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「英国妖異譚20 エマニア~月の都へ」篠原美紀 [小説]




講談社X文庫ホワイトハート「英国妖異譚」シリーズ第一部、英国のパブリックスクール舞台の麗しいオカルト・ファンタジー。第一部ユウリの聖杯探求の旅は終了です。シリーズ開始からほぼ8年、20巻+外伝のシリーズとしては、まあまあのペースだと思います。

主人公(だと思う)ユウリはフォーダム子爵の子息ですが日本の霊能者の一族の血を引いています。フランスの伯爵家の子息のシモン・ド・ベルジュ、アシュレイ商会の息子で母方で中国の有力者の一族でもあり怪しい噂の絶えない「魔術師」コリン・アシュレイなど、華麗な登場人物がたくさん出てきます。

最終回のストーリーはタイトルのとおり、まさに「月の都へ」です。ケルト神話の色濃いストーリーでしたが、やはり「かぐや姫」。シリーズの最終巻にしては、かなりあっけない終わり方というか、やはりというか。

もしかしたら・・・あのときに「守護」を人に渡していなかったら・・・
ストーリーとしてはたしかに完結なのですが、途中の季節季節の学園生活が光に満ちていただけに、もしあのとき・・・というのを考えてしまいます。せめて、もう一度・・・
ただ、年内にもう一冊番外編が出るそうなので、そこは期待しています。

第2部は大学生活で、魔法書探求になるらしいです。

 
【本日の言葉】
p309
「冗談事ではなく、オスカー。僕は、正直言って、君を助けられるかどうかわからないんだ。でも、最大限の努力はする。君が死ぬときは、もう僕が生きていない時だと思ってくれたらいいーーだから、僕を信じて、ついてきてくれる?」

p336
「探求は、いつでも危険なものですよ」
「だったら、僕がそばについていて守ってあげたいと思うのは、当然だろう?」
「守れる力があるなら、そうでしょう。けれど、そなたは違う」

p338
探求において、最も恐ろしい敵は雑念だ。それを知っているユウリは、ただ課せられた運命をやり遂げるためだけに、前に進んでいった。



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